電子書籍のメリットとデメリットは何?
紙の本より優れているって本当?
結局どっちを使うのがいいの?
このようなお悩みを解決します。
実は、最近はやりの電子書籍にはメリットだけでなくデメリットも多くあります。
例えば、読み返しがしづらかったり、目が疲れやすかったり、中古で売れない点などです。
そこでこの記事では、電子書籍のメリットとデメリットだけでなく、紙の本と比較することでどっちがいいかの最適解について私なりの考えを紹介します。
結論、本のジャンルや状況によって、電子書籍と紙の本を両刀使いする方法が今の最適解です。
両者のデメリットを打ち消し、メリットの部分だけを享受することができれば、よりよい読書ライフを手に入れることができます。
電子書籍をやめたほうがいい理由については、下記記事をあわせてお読みください。
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最近ハマってるのは「ホタルの嫁入り」と「アンデッドアンラック」です。
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電子書籍とは
電子書籍とは、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの電子機器で読める書籍のことです。近年、出版業界全体における電子書籍の販売比率は年々上昇しており、2023年には全体の30%を超えると予想されています。
今後、2026年度には8000億円の市場に成長すると予測されます。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍のメリット・デメリットは、次の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
持ち運びが便利 検索機能がある 紙の本より価格が安い 端末内に保存できるから省スペース | パラパラ読み返せない ブルーライトで目が疲れる 紙の質感を感じられない 売れない |
順番に解説します。
メリット
持ち運びが便利
電子書籍は、スマートフォンやタブレット端末で読書できるため、いつでもどこでも気軽に読書を楽しめます。
通勤・通学時や旅行先など、ちょっとした空き時間にも読書を習慣化しやすくなります。
スマホ一つで片手で読めるのが電子書籍の大きなメリットです。
検索機能がある
電子書籍は、キーワードを入力することで、書籍内の特定の箇所をすぐに検索できます。
紙の書籍のように、ページをめくって探す必要はありません。
紙の本より価格が安い
電子書籍は紙書籍よりも価格が安い場合がほとんどです。
実際にAmazonのKindleストアでも、電子書籍の方が安く販売されています。
紙の印刷コストや配送コストを考えると、電子書籍の方が安いのは必然だよね。
電子書籍を買うとポイントが還元されることも多くあるよ!
漫画が高いから買えないと感じる人は、下記記事をお読みください。
端末内に保存できるから省スペース
電子書籍リーダーは薄型軽量で、場所を取らずに保管できます。
本棚のスペースが限られている方や、引っ越しが多い方にもおすすめです。
デメリット
パラパラ読み返せない
電子書籍最大のデメリットは、パラパラ読みができないことです。
本を多く読んでいると、「あれ、あの本のどこかに今知りたいことの答えがあったよなぁ」と思いつくことがあります。
しかし、電子書籍だとパラパラ読みができないので、該当箇所を探しづらく、大きなストレスになります。
探す手間が面倒なんだよね…。
ブルーライトで目が疲れる
電子書籍は、長時間読むと目の疲労を感じる場合があります。
これは、画面を見続けることによる目の酷使が原因です。
また、電子書籍端末から発せられるブルーライトは、睡眠の質を低下させる可能性があります。
紙の質感を感じられない
電子書籍は、紙の書籍のような質感や香りを楽しむことができません。
文庫本を紙で読みたい気持ちは私以外にもいるはず…。
売れない
電子書籍は、本がデータ化されているだけなので、不要になった時売ることができません。
紙の本より安く購入できる一方、リセールできないからもったいないと感じる人もいます。
逆に紙の本のように劣化することがないので、半永久的に保存できるメリットもあります。
電子書籍がいらなくなったら?という疑問については、下記記事にてお答えしています。
紙の本のメリット・デメリット
一方、紙の本には次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
記憶に残りやすい 本の貸し借りができる いらなくなったら売れる | 経年劣化する スペースを取る |
順番に解説します。
メリット
記憶に残りやすい
紙の本は、電子書籍よりも記憶に残りやすいメリットがあります。
結果は次の通りです。
- 読みやすさはタブレット端末と紙媒体の差はない
- 説明的文章の場合、読む速度や記憶については差が見られる
- 文章の理解は紙媒体が有利
文章を理解したり、記憶に定着させたりしたいときは、電子書籍よりも紙の方が優位性が高くなっています。
本から学習したいときは、紙の本を使うのがおすすめです。
本の貸し借りができる
紙の本は、物理的に所有しているため、本の貸し借りをすることができます。
お気に入りの本を共有できるのは、電子書籍にはないメリットです。
お金がない学生時代は本を貸してくれる友人は神だった…‼
いらなくなったら売れる
紙の本は不要になった際、メルカリや中古買取サービスで売ることができます。
人気の本は定価に近い金額で取引されることもあるので、読んですぐ売却して数百円で読むこともできます。
紙の本は売れるのが電子書籍と違っていいところです。
デメリット
経年劣化する
紙の本は、月日の経過とともに変色したり、カビが生えたりする恐れがあります。
本を飾ると気分が良くなるけど、管理が面倒になります。
あまりに経年劣化が進むと、中古でも売りづらくなるので注意が必要です。
スペースを取る
紙の本は端末に保存できないので、物理的なスペースを取ります。
本の場所を確保しようと思うと、その分広いスペースが必要になり、家賃が高くなる恐れがあります。
結局、電子書籍と紙の本はどっちがいいの?
結論は、冒頭で書いた通り、電子書籍と紙の本を両刀使いする方法です。
当記事でも紹介したように、電子書籍と紙の本には一長一短のメリットやデメリットがあります。
そのため、本のジャンルや状況にあわせて使い分けるのが、最も効果的な方法です。
具体的に私は、次のような分け方で紙の本と電子書籍を分けて使っています。
電子書籍 | 紙の本 | |
---|---|---|
場面 | 通勤中や待ち時間にサクッと読む | ガッツリ集中したいときに読む |
本のジャンル | 小説、漫画、易しいビジネス書等 | 専門書、繰り返し読む本、付箋・マーカーを貼りたい本 |
簡単に分けると、軽めの読みやすい本は電子書籍でサクッと読み、重めの集中して読みたい本は紙の本を使って本を読んでいます。
こうすることで両者のいいとこどりができるので、効率的に本を読むことができます。
特に漫画は揃えようと思うと平気で数百冊を超えてしまうから、電子書籍を重宝しています!
目的別におすすめの電子書籍ストアについては、下記記事をあわせてご覧ください。
電子書籍のメリット・デメリットに関してよくある質問
- 紙の本がなくならない理由は?
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紙の本がなくならない理由として、
- 集中力が維持しやすい
- 電子書籍が浸透しきっていない
- 電子書籍を読みづらいと感じる人がいる
- 紙の本を持つことで所有欲が満たされる
- 書き込みがしやすい
などの理由が考えられます。
- 電子書籍と紙の本を使う人の割合は?
-
紙の本と電子書籍の利用状況を聞いたところ、全体では男性は31%、女性は23%が紙の本と電子書籍を併用しています。中でも男性10代と30代は約5割、女性は10代と20代が4割と併用している割合が高いです。(引用:「紙の本と電子書籍の使い分け」 男女とも4割が「読むシーンで」と回答 ~生活者の書籍購入のオムニチャネル利用は進む~)
- 電子書籍を使うのはやめたほうがいいの?
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人によっては電子書籍が合わないと感じる場合があります。目が疲れやすかったり、本を所有している実感が得づらかったりする可能性があります。
まとめ:電子書籍と紙の本は二刀流がおすすめ
今回は、電子書籍のメリットとデメリット、紙の本のメリットとデメリットを網羅的に解説しました。
双方のメリットとデメリットは、両方使うことで打ち消すことができます。
私も場所や時間によって使い分けていて、快適な読書ライフを過ごせています。
電子アレルギーの人も一度読んでみるとそのラクさに驚くと思います!